米軍北部訓練場(沖縄県東村高江・国頭村)のオスプレイパッド(着陸帯)建設を阻止しようと「集中行動」の土曜日の10月8日、座り込みが続くN1ゲート前では県内外から約200人が集まり、早朝から抗議集会を開きました。
菅義偉官房長官が視察で乗ったとみられる自衛隊ヘリコプターが午前11時半ごろ、爆音を響かせながら集会の上空を低空飛行で横切ると、参加者は「帰れ」などと怒りのコールを上げました。
「ヘリパッドいらない住民の会」の女性(55)は、「オスプレイパッドによる一番の被害者は子どもたちです」と、爆音で母子ともに体調不良になった家庭があることを紹介。「あらゆる手で工事を止めたい」と、11人の子どもも原告に加え踏み切った工事差し止め住民訴訟への支援を訴えました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、オスプレイパッドをめぐる国会論戦の内容を報告。面積わずか「0・96ヘクタールのヘリパッド」などとした首相の説明を、政府答弁で「160ヘクタール」と修正させたことを紹介し、「160倍のうそを首相がついていた」と批判しました。
参院会派「沖縄の風」の糸数慶子参院議員も米国大使館へオスプレイパッド問題で申し入れをしてきたことなど活動報告しました。(しんぶん赤旗 2016年10月9日)