活動報告

大量の砂利を連日搬入 沖縄・着陸帯建設 森伐採悲しむ声

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 沖縄県東村高江周辺へのオスプレイ用ヘリパッド(着陸帯)建設をめぐり、抗議行動が9月29日、資材搬入口の米軍北部訓練場N1ゲート前などで取り組まれました。

 

 沖縄防衛局は工事用道路のため大規模な伐採をし、ここ数日、大量の砂利搬入が激しくなり、1日30台を超えるダンプが砂利を運び込んでいます。27日には大型の木材破砕機も搬入されました。

 

 この日も24台の砂利を積んだダンプと大型ショベルカー、パネルのようなものを積んだトラック2台、散水車などが北部訓練場内に入りました。

 

 ヘリパッド建設に反対する県民ら十数人が「工事をやめろ」「私たちの島を壊さないで」「これ以上、高江の住民を苦しめるな」と抗議しました。

 

 午後1時すぎには、オスプレイが飛行し、旋回して着陸する様子もみられました。

 

 5年前から泊まり込みながらヘリパッド反対の座り込みを続けてきた那覇市の 女性 (65)は「世界遺産にしようという森を無残に伐採するなんて本当に悲しい。圧倒的な権力の前にくじけそうになるけど、国内的にも国際的にも反対世論を高めて持ちこたえたい」と話しました。

 

 同日、沖縄森林管理署が伐採状況について現地調査に入りました。工事に伴い事前協議の範囲を超える伐採が行われている可能性があるとして、市民団体や日本共産党の赤嶺政賢衆院議員らが現地調査を求めていました。(しんぶん赤旗 2016年9月30日)

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