米軍ヘリパッド=オスプレイパッド(着陸帯)の建設工事が強行されている沖縄県東村高江で9月3日、第1回「集中行動」が400人の結集で取り組まれ、同日の砂利や資材の搬入を阻止しました。
抗議行動を続ける住民らは「機動隊と向き合うことなく今日の作業を止めている。この力で必ず工事を止めたい」と強調しました。
米軍北部訓練場のN1地区ゲート前では、午前8時から大集会が開かれました。
米国で高江のヘリパッド建設を非難する決議を可決した「退役軍人平和会」(ベテランズ・フォー・ピース)のメンバーは「戦争の準備をするためのヘリパッドの建設を止めなければなりません。沖縄のみなさんと連帯し、正義と平和を実現します」と訴えました。
機動隊による暴力的な排除を批判した沖縄平和市民連絡会の高里鈴代共同世話人は「私たちは彼らの暴力に慣れてはいけない。記録し、訴えよう」と呼びかけました。
日本共産党から赤嶺政賢衆院議員と西銘純恵、瀬長美佐雄の両県議、東村の伊佐真次村議が参加。赤嶺氏は「私たちのたたかいが安倍内閣の打倒につながっている」と述べました。
参院会派「沖縄の風」の糸数慶子議員と伊波洋一議員も参加し、民意を無視した工事の強行を批判しました。
工事の本格化が狙われるH地区とG地区につながるゲート前や「N1裏」テントでも座り込みが続きました。(しんぶん赤旗 2016年9月4日)