沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド(着陸帯)建設をストップさせるため、沖縄防衛局・機動隊による座り込みの強制排除が8日未明にも強行される恐れのある通称「N1裏」テントを守り抜こうと8月7日夕、県内外から駆けつけた多くの人が泊まり込みの監視行動に入りました。
午後6時からのテント内での集会には朝から断続的に激しい雨が降りしきる中、約300人が参加。3日連続で激励に駆け付けた日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、機動隊による県民の弾圧に対し、警察庁を国会に呼んで「非暴力の住民にこんな暴力的な振る舞いは許されない。憲法で保障された表現の自由を踏みにじる警察の過剰なやり方は許されない」と警告したことを紹介し、「高江はいま戒厳令下と一緒であります。法治主義、立憲主義を回復するたたかい。ともに頑張ろう」と訴えました。
沖縄県統一連の中村司代表幹事は「辺野古と併せて、日本を根本から救えるのはこのたたかいなんだという思いで頑張っていこう」と強調。「ヘリパッドいらない住民の会」の儀保昇さんは「前回の強制排除は、国家、機動隊の暴力がさらに恐ろしい形で無防備の私たちに襲いかかってきた。みなさんの知恵と力を合わせ、立ち向かおう」と力を込めました。(しんぶん赤旗 2016年8月8日)