日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は7月24日、沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド(着陸帯)建設を狙う沖縄防衛局が22日に工事再開と座り込み抗議行動の排除を強行して以降、初めて建設現場である米軍北部訓練場N1地区のゲート前を訪れ、座り込みに駆け付けた住民を激励しました。
この日も全国から動員された機動隊員の警備が継続する中、工事車両の出入りや作業は確認されなかったものの、座り込みには約30人が結集。静かな生活や貴重な自然環境を守るため建設に反対する理由について「どうか知ってほしい」と防衛局職員や機動隊員に呼びかけました。
伊佐真次党村議から状況報告を受けた赤嶺氏は、防衛局が住民の座り込みテントを不当に撤去した問題で現場の職員に「撤去した根拠は何か。どんな権限でやったのか」と追及しました。
座り込み参加者を前に赤嶺氏は、沖縄県選出の野党国会議員団で新任の防衛局長に着陸帯建設計画の撤回を迫った際、ゲート前の車両などの撤去を狙っていることについて「一体、誰がどういう権限を与えたのか」と質問したのに対し、防衛局長が回答できなかったことなどを紹介。「沖縄県にはこんな無法を、何をやっても構わないという安倍政権のやり方は絶対に許されない。必ず国会で追及し、県選出の国会議員は一致して現場と一緒にたたかい抜く」と力を込めました。(しんぶん赤旗 2016年7月25日)