沖縄と日本の命運がかかった参院選沖縄選挙区(改選数1)で、名護市辺野古の新基地建設を許さない「オール沖縄」のイハ洋一候補を何としても押し上げようと、必勝大演説会が7月1日夕、県庁前で行われました。イハ氏は「この選挙戦で勝利して、日米両政府を新基地建設中断に追い込もう。安倍政権打倒、憲法9条を守るトップランナーとして頑張らせてください」と気迫を込めました。(志位氏訴え要旨)
日本共産党の志位和夫委員長は「県民の切実な三つの願いをイハ候補に託してほしい」と訴えました。
第1は、新基地建設ストップ、基地のない平和な沖縄への願いです。相手の自民党候補は普天間基地「県外移設」の公約を裏切り、辺野古容認に転じた人物です。「ユクサー(うそつき)の候補に負けるわけにいかない。マクトゥ(誠実)のイハさんを必ず勝たせよう」と力を込めました。
志位氏は、イハ氏が勝利すれば、沖縄の衆参の選挙区選出6人全員が「オール沖縄」の議員になると指摘。「基地のない平和な沖縄への願いをイハさんに託してください」と訴え、大きな拍手に包まれました。
第2は、憲法違反の安保法制=戦争法廃止、世界に誇る憲法9条を守り抜く願いです。志位氏は「『安倍改憲』の本丸は9条改憲です。自民党への1票は9条を壊す1票になります」と強く批判。「沖縄の本土復帰の原点は平和憲法のもとへの復帰でした。この原点を根本から壊す政治は絶対に許せません」と力を込めました。
第3は、翁長雄志知事とともに暮らしを守る政治を築く願いです。「県政の柱である子どもの貧困対策や給付型の奨学金創設などを、国会でイハさんに取り組んでもらおう」と訴えました。
そして「全国に広がる野党共闘の流れは沖縄から始まりました。沖縄で勝ち、全国で勝ち、安倍政権を倒そう。共産党も頑張ります」と決意を示しました。
生活の党の小沢一郎代表、民進党の荒井聡衆院議員、社民党の照屋寛徳衆院議員、沖縄社大党の糸数慶子代表、仲里利信衆院議員(無所属)、県議会会派「おきなわ」の瑞慶覧功県議、那覇市議会の金城徹議長が壇上から訴え、文字通り「オール沖縄」の陣容となりました。(しんぶん赤旗 2016年7月2日)