元海兵隊員の米軍属の男に暴行、遺体遺棄された沖縄県うるま市の会社員の女性(20)の告別式が5月21日、実家のある本島北部の葬祭場でいとなまれ、遺族のほか同級生ら多数が参列してしめやかに行われました。
告別式の祭壇には成人式にむけて撮影されたピンクのドレス姿の「いつものやさしい笑顔」(参列者)の遺影が飾られ、人々の涙をさそいました。
祭壇の両脇には外務相、防衛相の献花が置かれていましたが、最上段の「おじい、おばあ一同」や「同期生一同」などの献花に、生前の豊かな人間関係がしのばれました。
喪主の父親は、「遺影の笑顔を忘れないでください」と涙ながらに訴えました。
焼香には、多数の参列者が手を合わせました。
焼香をすませた同級生の女性らが会場出口で次つぎと泣き崩れ、参列者の涙を誘いました。
高校時代の同級生の女性(20)は、「彼女は明るくやさしい生徒だった。ニュースで知り、同級生として何もできず、ここにくるしかなかった」と悔しさをにじませました。
告別式には翁長雄志知事、稲嶺進名護市長をはじめ日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、具志堅徹県議、仲里克次名護市議、イハ洋一参院選予定候補が参列しました。(しんぶん赤旗 2016年5月22日)