日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は3月5日、防衛省が陸上自衛隊配備の準備を進めている沖縄県宮古島市を訪れ、上里樹党市議とともに現地調査し、配備予定地周辺の住民や「止めよう『自衛隊配備』宮古郡民の会」の市民らと意見交換を行いました。 自衛隊配備予定地の大福牧場周辺の福山地区には、飲用・農業用水として利用されている地下水の水源地があり、地下水の汚染が懸念されています。市の地下水保全条例により地下水審議会で環境影響について審査が行われていますが、審議が非公開で行われており、市民から不安の声が出されています。 赤嶺議員は「環境調査は市民に公開し、意見を聞くことが不可欠。どんな審議が行われたか公開させなければいけない」と指摘しました。 市民からの「用地取得費が計上された予算が成立して、土地の購入契約が結ばれてしまったら、どう配備を止めることができるのか」との意見に対し、赤嶺議員は、辺野古新基地建設で5年前に予算が計上された護岸工事がいまだ着手できていないことなどを挙げ「おかしいと感じたことがあれば必ず声を上げて公の場で議論していけば、政府も止まらざるを得ない」と話しました。(しんぶん赤旗 2016年3月6日)