米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の閉鎖・撤去と辺野古新基地(名護市)建設反対を掲げて来年1月17日告示(24日投票)される宜野湾市長選に挑む、シムラ恵一郎氏(63)=新=は11月26日、同市内で政策発表を行いました。
シムラ氏は、市長選について「オール沖縄」が求める「建白書」に基づき、「普天間基地の辺野古移設に反対するか、しないかが大きな争点の一つ」と指摘。昨年の選挙で示された「オール宜野湾」の民意をより強固にしていく上で「ウチナーンチュ(沖縄県民)にとって負けられない」と力を込めました。
「市民の心を一つに、ともに誇りある豊かさを」をキャッチフレーズに、県土木行政での都市計画づくりの経験を生かした文化の薫る街づくりにまい進する決意を語ったシムラ氏。市民の健康と福祉を守る拠点として「総合福祉健康増進センター(仮称)」を整備するなど、重点施策「市民への10の約束」を明らかにしました。
基地問題の原点では、安倍政権が県民に約束した普天間基地の「5年以内の運用停止」について「あいまいにすることは許されない」と強調。完成までの最低10年間、普天間基地を固定化する辺野古新基地建設に反対し、埋め立て承認を取り消した翁長雄志知事を支持していく考えを示しました。
激励に駆けつけた翁長知事も、「辺野古に(新基地を)造らせないほうが普天間の返還は早いことをしっかり説明し、私自身も全力でシムラさんを応援していきたい」と語りました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員をはじめ、党派を超えて翁長知事を支える「オール沖縄」の議員団、経済界有志らが同席しました。