日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は10月28日、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対して座り込む米軍キャンプ・シュワブゲート前のテントを訪れ、参加者と連帯しました。
赤嶺氏は、石井啓一国土交通相が翁長雄志知事の埋め立て承認取り消しの効力を停止したことは、「防衛省沖縄防衛局が、自らを一般国民と同じ私人と偽る、政府による筋違いの自作自演でしかない」と厳しく批判。政府が知事権限を奪う代執行に着手したことについては「法治主義と民主主義を破壊する蛮行であり、沖縄県民はさらなる怒りをもって立ち上がるだろう」と力説しました。
赤嶺氏は、代執行に踏み切った安倍政権は、基地の強制使用の代理署名を大田昌秀知事(当時)が拒否し、国が法廷闘争で勝って代執行した前例を再現できる目算でいると指摘。「当時と今とでは状況がまったく違う。いまや保革を超えて8割もの県民が翁長知事を支持し、『オール沖縄をオールジャパンに』と、沖縄のたたかいに全国も共鳴している。安倍内閣がどんな強権で襲いかかってこようとも、われわれは絶対にはね返すという怒りと決意で進み続けよう」と訴え、大きな拍手に包まれました。(しんぶん赤旗 2015年10月29日)