活動報告

“平和は憲法から”“軍増強撤退を” 戦争法案 憲法学者の意見否定を批判 ラジオで赤嶺議員

カテゴリー:

テーマ:

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、6月8日のTBSラジオ番組「荻上チキ―Session-22」に出演し、戦争法案の違憲性と一方的な軍事増強からの撤退を呼びかけました。自民党の平沢勝栄衆院議員、民主党の辻元清美議員と討論しました。

 戦争法案の本質を問う場面で平沢氏は「中国は脅威に決まっている。日本の領域と国民を守るためだ」と一貫して中国脅威論を展開。赤嶺氏は「軍事衝突なんて誰も願っていない。平和的に解決する道筋を考えていくのが大切だ」「(中国が軍事増強していても)過度に反応せず、冷静にすることだ」と答えました。

 海外で自衛隊が米軍の「後方支援」を行うことに「日本の存立危機の場合に必要なことだ」と主張する平沢氏に対し、辻元氏は日本共産党の志位和夫委員長の質問を引用し、「国際法上では事実上の武力行使であり違憲だ」といさめました。

 4日の衆院憲法審査会で参考人の憲法学者が全員「違憲」の判断を下したことに、平沢氏は「違憲と決めるのは、最高裁の判事であり、憲法学者じゃない。合憲という学者は知る限り10人くらいいる。今回は人選ミスだ」と発言。赤嶺氏は「憲法学者の意見を尊重しない態度を自民党はとるのか。集団的自衛権が違憲であるのは、従来の自民党も主張してきたことだ」と批判しました。さらに平沢氏は「戦後日本の平和を守ってきたのは、日米同盟・安保体制があったからに決まっている。憲法があったから平和だというばかな人がたくさんいる」と発言。赤嶺氏は「日米間盟によって沖縄の人権や平和がどれだけ脅かされてきたか知らないのか。平和は憲法のもとからつくられる」と主張しました。(しんぶん赤旗 2015年6月11日)

このページをシェアする