憲法運動3団体でつくる「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」の代表が6月2日、日本共産党の志位和夫委員長の国会議員室を訪れ、戦争法案の廃案に向けた国会外での共同関係のさらなる強化を要請しました。志位委員長は「要請は全面的にしっかり受けとめ、廃案のために力をあわせて頑張ることをお約束したい」と表明しました。赤嶺政賢衆院議員が同席しました。
要請・懇談に訪れたのは、福山真劫(戦争させない1000人委員会)、高田健(解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会)、小田川義和(憲法共同センター)の3氏です。
懇談のなかで小田川氏は、国会周辺行動を軸にしたこの間の取り組みを紹介し、「国会の力関係があって、相当頑張らないと世論で(廃案に)追い込めない。共産党と(実行委員会と)の協力関係をさらに強めてほしい」とのべました。
志位氏は、「違憲性」と「対米従属性」の両面から戦争法案の危険な本質を明らかにした自らの論戦にふれながら、「皆さんと気持ちを一つに、院外のたたかいの励みになるような論戦をやっていきたい」と語りました。
福山氏は「法案の本質は日本防衛ではなく『米軍の弾よけ』になること。戦後の平和と民主主義の最大の危機に遭遇している。市民が連帯して国会を包囲し、野党が横につながることが必要だ」と力説。高田氏は「重要な時期に最良の共同形態ができたことを最大に生かして、国会外の運動をうんと盛り上げたい」と表明しました。(しんぶん赤旗 2015年6月3日)