日本共産党の赤嶺政賢衆院議員ら5人の沖縄県選出野党国会議員は5月19日、国会内で記者会見し、米ハワイ州でのMV22オスプレイ墜落事故(日本時間18日)を受けて緊急アピールを発表しました。「米軍普天間基地所属の24機のMV22オスプレイの即時撤去、県外・海外からのオスプレイの一切の飛行禁止」を求めています。
アピールでは、翁長雄志沖縄県知事が18日に事故原因が究明されるまで同型機の飛行停止を求めたにもかかわらず、19日午後にも、沖縄県内上空でのオスプレイの飛行が確認されていると指摘。「(米国に対し)物言えぬ日本政府の対応をあざ笑うかのようだ」と述べ、「余りの対米従属姿勢にあきれるばかりだ」と批判しました。
また、米空軍仕様のCV22オスプレイの横田基地(東京都福生市など)配備や陸上自衛隊によるオスプレイの保有について、「断じて容認できない」と強調。「これ以上、県民を危険にさらすわけにはいかない」として、オスプレイの即時撤去と日本政府がオスプレイの「安全宣言」を撤回することを求めました。
アピールの発表には、赤嶺氏のほか、照屋寛徳(社民党)、玉城デニー(生活の党)、仲里利信(無所属)の各衆院議員と糸数慶子参議院議員(同)が参加しました。(しんぶん赤旗 2015年5月20日)