沖縄県入りしている日本共産党国会議員団は5月10日、米空軍嘉手納基地(嘉手納町など)、米海兵隊普天間基地(宜野湾市)、「沖縄戦」による「強制集団死(集団自決)」の悲劇が起きた「チビチリガマ」(読谷村=よみたんそん)などを調査しました。
赤嶺政賢、池内さおり、梅村さえこ、大平喜信、藤野保史、本村伸子の各衆院議員6人が参加しました。
嘉手納基地を一望できる「道の駅かでな」では、田仲康栄党町議(町議会副議長)が説明。約200もの常駐機をはじめ、F22など「外来機」の度重なる飛来・訓練で、昼夜を問わず周辺住民に爆音被害や墜落の危険・恐怖を与えている深刻な実態を告発しました。
普天間基地を一望できる嘉数(かかず)高台では、垂直離着陸機MV22オスプレイが配備されている状況を確認。同行した小泉親司党基地対策委員会責任者は「同基地にはオスプレイの駐機場もなく、貧弱な格納庫しかない。老朽化した基地を最新鋭の海兵隊の出撃拠点にするのが辺野古新基地の最大の狙いだ」と強調しました。
一行はその後、沖縄の祖国復帰の先頭に立った故・瀬長亀次郎氏(元党衆院議員、党中央委員会副委員長)の資料を展示する「不屈館」を訪れました。(しんぶん赤旗 2015年5月11日)