沖縄県名護市辺野古の米海兵隊基地(キャンプ・シュワブ)ゲート前は週末の1月24日、米軍新基地建設調査の作業を土曜日も強行する日米両政府に抗議して地方議員や県民が続々と詰め掛け、ムーチー(餅)をふるまい、活動交流し、「なんとしても作業をとめる」との思いにあふれました。
午前8時から始まった「議員総行動」は、時間がたつほど地方議員が増え、100人規模に。前日に作業用重機が搬入されたことに憤る発言が続きました。
「安倍政権の横暴に黙っていられない。来週も各党、各会派持ち回りで連日かけつけましょう」「1万人の現地集会を」「現場にきたいという村民、町民のためバスを運行したい」「監視の手薄な夜にミッドナイトツアーをしたい」など、作業を断念させるまで、県民総立ち上がりの具体的な提案が次々に出ました。
衆院選で「オール沖縄」で当選した議員も激励。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、26日から国会論戦にたたかう場を移しての決意を表明。「徹夜で座り込み、県民のため昼夜たたかう現場の人たちと心を寄せあうことができるのが、『オール沖縄』・私たちの一番の強みです」と話すと、「現場は任してください」の声も飛びます。
那覇市、沖縄市、うるま市などから、小さな子ども連れの家族や会社員などを乗せた大型バスが到着し、「建白書実現 島ぐるみ会議」のブルーの旗を先頭に、ゲート前の草地に座り込み。マイクで決意をのべたり歌ったりと思い思いに、自由に表現しました。稲嶺進名護市長もかけつけ激励し、一緒に座り込みました。
ゲート前テントに泊まりがけで支援した秘密保護法に反対する学生でつくるSASPL(サスプル)のメンバーもマイクを握り、「同じ日本で起きていることとは、ありえないと思って来ました。実際に座り込みに参加して、本土でも僕たちが変わらないといけないと感じました」と話しました。(しんぶん赤旗 2015年1月25日)