日本共産党の赤嶺政賢、田村貴昭、真島省三の各衆院議員は1月8日、日米両政府が狙う沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設予定地を海上から調査しました。
防衛省沖縄防衛局は、新基地建設に反対する翁長雄志知事が誕生したにもかかわらず、県民の総意を無視し、昨年9月から中断している海底掘削(ボーリング)調査のための作業を15日にも再開しようとしています。
防衛局は、海上保安庁が利用する浮桟橋を設置後、立ち入り制限区域を明示するフロート(浮具)を、これまでより沖合に広げる形で設置。カヌーや船で監視・抗議行動を行う市民が乗り越えられないよう「改良」し、コンクリートブロックで固定するとしています。その後、海底に石材を投げ込んで積み上げる約300メートルの作業岸壁の建設工事に着手する予定です。
3氏は監視・抗議船「不屈」に乗り、エメラルド・グリーンに輝く浅海域で、ジュゴンが食べる藻場やハマサンゴを目視で確認。強襲揚陸艦が接岸可能な軍港建設を狙う水深20~30メートルのコバルト・ブルーの大浦湾も調査しました。
辺野古の海を初めて調査した真島氏は「ジュゴンやサンゴのすむこんなきれいな海を埋め立てて新たな基地を造るのか、という怒りでいっぱいです。躍進した力を存分に生かし、必ず新基地を断念させたい」と話していました。(しんぶん赤旗 2015年1月9日)