活動報告

大激戦の小選挙区 沖縄1区 翁長新知事支える議席を あかみね候補が全力 横一線の競り合い

カテゴリー:

テーマ:

 沖縄県内に新基地は造らせないという「オール沖縄」を代表する候補か、名護市辺野古への新基地建設を推進する候補かを問う衆院沖縄1区は、日本共産党、自民、維新の3候補が横一線で競り合う全国注目の最激戦区になっています。11月の県知事選で保革を超えて共同した「建白書」推進勢力の支援を受ける「オール沖縄」の、あかみね政賢候補(66)=日本共産党公認、前、九州・沖縄比例重複=は「国政から翁長雄志新知事、城間幹子那覇市長を支える議席を」と全力で勝利をめざしています。

新基地ノーに広範な期待が

 6日、元自民党那覇市議団「新風会」の金城徹会長が、あかみね候補とともに同市内で街頭に立ちました。「自民党国会議員も、同党県連も、仲井真知事も公約を裏切った。私ども新風会は自民党を除名されたが新基地建設反対を貫いた。今回の総選挙でもう一度、安倍政権に対する辺野古新基地ノーの力強い思いを、あかみねさんに託してほしい」

 県民から厳しい審判を受けたにもかかわらず、仲井真弘多知事は退任間際の5日、安倍政権いいなりに新基地建設のための辺野古埋め立て工事変更申請を承認。再び民意に背く暴挙を重ねたことに対し、改めて強い怒りが燃え上がっています。

 あかみね氏は「最後まで県民を裏切る、あまりにも見苦しい行為。安倍政権に必要な政治家は沖縄にとって必要ない。『オール沖縄』で新基地推進勢力を一掃し、安倍政権の暴走を必ずストップさせる」と力を込めます。

 仲井真知事が居住する知事公舎に近い那覇民主商工会の事務所。この間、通りがかりの市民が何人も「オール沖縄」ののぼりを見て、あかみね氏の宣伝物を受け取るために立ち寄るなど、従来にない広範な期待が寄せられつつあります。

 全港湾や沖教組など県内労組から推薦が相次ぎ、「オール沖縄」に総結集した経済界など支援が広がっています。

 那覇民商の上原純子事務局長は「知事選の時から顔も知らない人が訪ねてくるんです。2年前とは全く違う」と、情勢の変化を肌で感じ取っています。

しのぎを削る三つどもえに

 選挙戦は、あかみね氏のほか、公約違反で県民を裏切って新基地建設を推進する自民党前職と、知事選に出馬した元職=維新の党=がしのぎを削る三つどもえのたたかいです。

 政府・自民党が全面的に支援する自民前職陣営は、岸田文雄外相や宮沢洋一経産相ら閣僚・幹部の相次ぐ投入などによって建設業者を締め付け、期日前投票動員に躍起。那覇市内のある地区では、ナンバーの違う8台の宣伝カーが目撃されています。

 新基地建設問題に一切ふれることなく、「アベノミクスの流れを止めるな」と連呼する一方、「比例は公明」を強調し、基地問題で立場の異なる公明票の取り込みに勝機を見いだそうとしています。

 知事選で大敗した維新元職は、米軍普天間基地の「移設」先について「辺野古移設」、「嘉手納統合論」「県民投票」と、選挙のたびに公約を取り換えてきた人物。今回は突然、「辺野古中止・撤回」を掲げて「オール沖縄」の支持層への接近を狙っています。

“ぬちかじり”頑張り抜いて

 相手陣営も総力を上げて支持争奪に執念を見せているだけに、勝利は、「オール沖縄」の総結集、日本共産党が終盤への猛奮闘で攻勢をつくり出せるかどうかにかかっています。

 「こんな日が来るなんて」。女性後援会員(66)は、新風会や経済界有力者ら保守の代表も顔をそろえた、あかみね氏の出発式に参加し、「涙が出る思いだった」と話します。「沖縄人民党(祖国復帰後に日本共産党へ合流)時代から“反共攻撃”にも屈しなかった先輩たちのたたかいがあったからこそ、今がある。あと1週間、他のことは何もかも捨ててでも、ぬちかじり(命のかぎり)頑張り抜いて絶対に勝たなければ」(しんぶん赤旗 2014年12月7日)

このページをシェアする