沖縄県沖縄市で12月4日朝、原付きバイクに乗っていた男性(67)が転倒して意識不明の重体になった事故があり、米海兵隊員が関与した疑いがあると外務省が県に連絡していたことが7日分かりました。県は事実関係の確認を進めています。
米軍の憲兵隊がこの海兵隊員を事情聴取しているといいます。県警沖縄署はひき逃げの可能性もあるとみて捜査しており、米軍に協力を求めます。
同署によると4日午前5持すぎ、沖縄市美里の交差点近くの路上で、男性が頭から血を流して倒れているのが見つかりました。現場は片側2車線で、見通しは良いといいます。
容疑者の身柄引き渡しを
あかみね政賢衆院沖縄1区候補の話
米軍が基地外での飲酒制限を緩和して以降、飲酒による米兵の事件が相次いでおり、そのさなかで米兵関与が事実とすれば怒りを禁じえない。日本政府は容疑者である米兵の身柄の引き渡しを要求し、厳重な捜査をやらなければなりません。日米地位協定によって罪を犯した米兵が日本の司法で裁かれることもなく、事件の真相さえ公表されなかったことが繰り返されてきました。基地なくせの「オール沖縄」の候補として事件をあいまいにすませるのは許せません。
(しんぶん赤旗 12月8日)