活動報告

秘密保護法撤廃へ国民と共に 国会議員座談会(その1)

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「廃止だ」の運動、成立翌日から力強く

 秘密保護法強行成立から1週間。撤廃にむけた新たなたたかいが始まっています。臨時国会で、秘密保護法案廃案の立場から論戦にいどみ、反対や懸念を深める国民の世論や運動とスクラムを組んだ日本共産党国会議員団。同法案を審議した衆参の国家安全保障特別委員会で政府を追及した4人の議員に臨時国会での様相や今後の展望を語り合ってもらいました。(しんぶん赤旗 12月15日)

 仁比聡平参院議員
 可決強行から1週間経たが、改めて暴走を強行した政府・与党に対する怒りがふつふつと沸いている。それとともに、この法律を断固撤廃させてやるという決意だ。

政府追い詰めた


井上哲士参院議員

 強行されたのは残念だが、国民の声を受けて論戦し、政府と与党を追い詰めたという実感がある。やられたというよりも、「すぐ廃止だ」という今までにない運動が、成立の翌日から現実に起きている。

赤嶺政賢衆院議員

 言論や表現の自由が押し込まれる暗い社会になるのかという危機感を国民は本能的に持っている。絶対に発動させてはいけないし撤廃しなきゃいけないというたたかいが、国会論戦が終わっても広がっている。国会論戦を論戦らしくさせてきたのは、日本共産党があったからという自負はある。

笠井亮衆院議員

 国会議員としての14年間の経験を振り返っても、特別委員会で悪法が通ってしまうと、がっかり感が出がちなのだが、今回はまったくない。新宿駅頭での署名では行列ができる、大阪の街頭宣伝では、「デモはやらないのですか。参加したいんです」という人がでる。違憲の立法を強行した安倍政権の暴走をストップさせたいという思いが広がっている。

自共対決鮮明に

仁比議員
 民主党が最後の参院本会議で討論を放棄し、日本維新の会やみんなの党も退席したなか、法案賛成の自民党に対し断固反対の共産党という、〝自共対決〟の討論となった。私の討論の場面がインターネットのユーチューブにアップされ相当アクセスされた。ツイッターやフェイスブックでも、「これが国民の声だ」というコメントをもらった。反対討論を始めた時には、国会を包囲しているみなさんが、インターネットの画像をみながら「仁比さんがんばれ」と声をあげてくれたときいた。

笠井議員

 スマートフォンやタブレット端末などでみんな見ていて、応援していた。

仁比議員

 暴走勢力は国会では多数でも、国民のなかでは圧倒的少数だということを示した。

赤嶺議員

 わが党の衆院議員は志位和夫委員長を含め、みな傍聴席にいた。みんなの党の衆院議員が声をかけてきた。私が、暴挙を許さないということで衆院議員全員が応援にきていると話したら、彼は「掛け値なしで尊敬します」と感心していた。

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