活動報告

研究症例の拡大を/脳脊髄液減少症で質問主意書 赤嶺議員

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 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は5月22日、脳脊髄(せきずい)液減少症の診断・治療確立の研究促進についての質問主意書を政府に提出しました。

 脳脊髄液減少症は、交通事故やスポーツ外傷など強い衝撃で脳脊髄液が漏れ、激しい頭痛やめまいなどに襲われる難病です。

 厚生労働省は脳脊髄液減少症の研究を進めていますが、研究対象患者を、立っていると気分が悪くなる「起立性頭痛」だけに限定しています。その理由について、政府は「脳脊髄液減少症に関する文献及び具体的な症例に関する検討を踏まえ、作成されたもの」(12日付の赤嶺氏への政府答弁書)と正当化しています。

 赤嶺氏は主意書で、同症は、「頭痛、めまい、耳鳴り、視機能障害、けん怠感などさまざまな症状を呈する」と指摘し、「起立性頭痛」に限定した理由と根拠をただしました。

 また、「起立性頭痛」だけでなく、それ以外の症状も対象症例とすることにより、研究対象の登録患者を増やすことを検討せよと求めています。(しんぶん赤旗2009年5月25日)
 

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