国会質問

質問日:2020年 2月 12日  第201国会  予算委員会

辺野古軟弱地盤データ問題 赤嶺議員が隠ぺい追及

衆院予算委 設定強度大きく下回る

 日本共産党の赤嶺政賢議員は12日の衆院予算委員会で、辺野古新基地建設予定地に広がる軟弱地盤に関し、防衛省が、水面下90メートルに達する「B27」地点で従来の説明を大きく下回る地盤強度のデータを隠ぺいしていた問題を追及しました。河野太郎防衛相は、「土の強度を測る力学試験ではない」などと強弁しました。

 

 

 政府は、軟弱地盤の改良工事のため、沖縄県に設計変更の申請を検討中。これに関し、防衛省は「B27」の土の強度試験を「やっていない」としていましたが、同省が国会提出した土質調査報告書(『シュワブ(H26)ケーソン新設工事(1工区)確認ボーリング報告土質調査(2)』)には「B27」の地盤強度のデータが添付されていました。70メートル以深で同省が設定する強度を大きく下回り、3分の1程度にとどまる場所もあります。国内の作業船で地盤改良工事が可能な最大施工深度は70メートルまでとなっています。

 河野防衛相は、「B27」について「土の種類を確認する物理試験を実施したが、強度を測る力学試験は行っていない」と答弁。「受注者が船上において簡易な方法で行った」としました。

 赤嶺氏は、簡易試験であっても示されている値は土の強度を示す力学試験のデータだと指摘しました。明らかになったデータには、土の種類ではなく地盤強度を示す数値が記載されています。

 河野氏は「力学試験ではない」と繰り返し、このまま工事を強行する考えを示しました。赤嶺氏は、「軟弱地盤であることを認めたくないために強引な答弁を続けている」と批判しました。

 

 

防衛相答弁ごまかし明白

データ数値は地盤強度示す

赤嶺議員追及

 都合の悪いデータを隠そうとしたのではないか―。沖縄県名護市辺野古での米軍新基地建設をめぐり、日本共産党の赤嶺政賢議員は12日の衆院予算委員会で、建設予定地に広がる軟弱地盤に関わる地盤強度データを防衛省が隠ぺいしていた問題を追及しました。

 埋め立て区域に広がり最深約90メートルに達する「マヨネーズ並み」の軟弱地盤は大規模な地盤改良工事が必要です。しかし、70メートル以深の工事が可能な作業船は国内にありません。防衛省はこれまで、70~90メートルの地盤は「非常に固い」として、70メートルまでの地盤改良でも新基地建設は可能と主張してきました。

 赤嶺氏は「赤旗」日曜版の記事を示し、政府が昨年3月に提出した一連の調査報告書によって、政府がこれまで行ってこなかったと主張してきた最深90メートルに達する調査地点B27での地盤強度を示す力学試験が行われていたことを明らかにし、「70メートルより深い部分の強度は、政府の説明を大きく下回る3分の1程度しかない」と指摘しました。

 

 

遅れの責任安倍政権に

 赤嶺氏は、地盤改良にともなって政府が工期を当初の5年から12年に延ばし、費用も3500億円から9300億円に引き上げたことを指摘しました。

 日本政府が1996年に普天間基地の返還に合意してから来年4月で25年、四半世紀になり、その上さらに12年かかります。しかも、玉城デニー知事が設計変更申請を承認したときが(12年の)起算点であり、知事は、辺野古新基地に反対していると強調。

 赤嶺氏は、「このどこが一日も早い返還なのか。辺野古にこだわっていたら、普天間の返還は絶対に実現できない」と追及しました。

 安倍首相は、工期が延びたことについて、民主党政権時代に普天間の「移設先」をめぐって「混乱」があったなどと問題の責任を民主党に押しつけるような答弁をしました。

 赤嶺氏は、軟弱地盤が見つかり工期が12年延びたのは民主党政権の責任ではなく、安倍内閣になってからの問題だと反論。「だいたい安倍内閣になって2022年までに(解決)できると言っていたではないか」とただしました。

 

 

サンゴ移植で「圧力」

農水相に勧告取り下げ要求

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり、防衛省沖縄防衛局が申請したサンゴ移植の可否判断を県が保留していることについて、江藤拓農林水産相が許可するよう県に「是正」を勧告していたことが分かりました。日本共産党の赤嶺政賢議員が12日の衆院予算委員会で、「不当な圧力だ」として勧告の取り下げを強く求めました。

 勧告は1月31日付。防衛局は、埋め立て予定区域の大浦湾側に生息するサンゴ約4万群体を移植するための特別採捕許可を県に申請。県は、埋め立て承認の撤回に関する訴訟が係争中で、司法の最終判断が出るまで処分を行わない方針です。

 勧告は、申請についての標準処理期間(45日)を経過しているなどとし、許可処分をしない相当な理由はないとしています。

 赤嶺氏は、「工事継続の是非が問われているときに工事を前提としたサンゴ移植の判断などできるはずがない」と述べ、係争中は標準処理期間を適用すべきではないと指摘。江藤農水相は、沖縄防衛局長から連絡があったことを認めたうえで、「裁判係争中は(判断しない)理由にならない」などと強弁しました。

 赤嶺氏は、「農水省が防衛省から頼まれて県に圧力をかけるとはあまりにもひどい」と指摘。「不当な圧力には沖縄は負けない」と強調しました。(しんぶん赤旗 2020年2月13日)

 

質問の映像へのリンク

軟弱地盤データ隠ぺい問題を追及(衆院予算委)

参考資料

委員会配布資料

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