活動報告

米軍ヘリパッド建設強行阻止へ緊急集会 沖縄の怒り結集 東村高江 「森を守れ」県民ら声

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 米軍ヘリパッド(着陸帯)の建設が狙われる沖縄県東村高江の米軍北部訓練場「N1地区」ゲート前で7月21日、基地の県内移設に反対する県民会議などの主催で「オスプレイパッド建設阻止緊急抗議集会」が開かれました。

 

 県内各地から大型バスに乗り合わせるなどして1600人が参加。開始前から「ヘリパッドいらない」「森を守れ」とコールし、気持ちを一つにしました。

 

 

 集会では「高江ヘリパッド反対現地行動連絡会」の間島孝彦共同代表が「沖縄の怒りがここに結集しています。これから始まる安倍政権の横暴に大きな力でたたかっていきたい」と決意を述べると、高江で6人の子どもを育てる「ヘリパッドいらない住民の会」の安次嶺雪音(あしみねゆきね)さん(45)は「この3週間、毎晩のようにオスプレイが自宅の真上を低空で飛び、生活ができない状態になっています。自然が豊かな森の中で暮らしたいだけなのに、国はどうして私たちを苦しめるのか」と訴えました。

 

 

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「沖縄県民が団結すれば、安倍内閣がどんな強硬な手段をとっても(団結を)阻むことはできない」と強調し、高江在住の伊佐真次・党東村議は「高江の座り込みは10年目に入りましたが、ヘリパッドは六つのうち二つしか完成していません。あとの四つをつくらせないため、一緒に頑張りましょう」と呼びかけました。

 

 10日の参院選で初当選した伊波洋一さんも「北部訓練場の一部返還は当たり前で、返還にともなってヘリパッドをつくる必要はない」と力を込めました。

 

 機動隊が22日早朝から一帯の道路を封鎖し、ゲート前で座り込む市民や車両などを排除することが検討されていると伝えられると「今夜は帰らない」との声も上がりました。(しんぶん赤旗 7月22日)

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