活動報告

計画の撤回求める 沖縄防衛局に野党国会議員団が抗議

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 沖縄防衛局が東村高江のヘリパッド(着陸帯)建設を強行しようとしている問題で、沖縄県選出の野党国会議員でつくる「うりずんの会」は7月20日、沖縄 防衛局(嘉手納町)に対し、建設作業再開に抗議し、計画の撤回と機動隊の派遣の中止、米軍にオスプレイの住宅地上空での飛行中止を要求するよう求めまし た。

 

 沖縄防衛局は参院選が終わった11日の早朝、ヘリパッド建設のための資機材を基地内に搬入し、工事のための書類を県に提出しました。さらに政府は、住民の抗議活動に対抗して全国から機動隊員を集めるなど、高圧的な態度をとっています。

 

 照屋寛徳衆院議員は「高江の住民をなんと思っているのか。やんばるの森を破壊して工事を強行することに県民は怒っている」と抗議。

 

 沖縄防衛局がゲート前の車両を撤去しようとしていることを批判された中嶋浩一郎沖縄防衛局長は「工事の確実な進捗(しんちょく)と安全の確保のた め」などと説明。赤嶺政賢衆院議員は「基地を造るためにどんなことでもできると考えているのか。あなたがたにそういう権限はない」と厳しく批判しました。

 

 抗議に同席した沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは「G地区へは、どの道を通るのか。荒川ダムの堰堤(えんてい)であれば10トン規制がある。規制を守ると約束できるか」と追及しました。

 

 参院選で新辺野古基地建設に反対し、北部訓練場の全面返還を訴えて圧勝した伊波洋一氏も参加。「抗議する村民を蹴散らすために機動隊を導入すれば、全県民を敵にすることになる」と強く警告しました。(しんぶん赤旗 2016年7月21日)

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